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糖尿病内科

検診で糖尿病の疑いを指摘された方、糖尿病の症状かもしれないが血糖値は計ったことがなく心配な方などを含めまずは現在のご自身の状況を確認してみませんか?当クリニックでは、問診、採血、採尿などにより現在の状況確認を行い、糖尿病の有無を診断させていただきます。もし糖尿病と診断された場合、検査結果説明に加え、ご自身のおかれている状況、今後の治療と経過についてお話させていただきます。

糖尿病とは

糖尿病とは、インスリン作用不足による慢性の高血糖状態を主徴とする代謝疾患です。そして、大きく以下の4つに分類されます。
  • 1型糖尿病
  • 2型糖尿病
  • その他特定の機序による糖尿病
  • 妊娠糖尿病
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合併症

高血糖状態が持続すると糖尿病の合併症を生じます。糖尿病の治療はこの合併症を防ぐことが治療の目的の一つです。 糖尿病の合併症は二つに分類されます。 慢性合併症は初期には無症状のことが多く、症状が出るころには合併症がかなり進行していることが多々あります。以下に慢性合併症の経過を示します。これら合併症を未然に防ぐには定期受診によるチェック、血糖コントロールがとても重要になってきます。

糖尿病の合併症
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問診

まずは、患者様の症状(口の渇き、多飲、多尿、体重減少)や、いつから指摘されているか、合併症の有無などのお話を聞かせてください。糖尿病ではこの問診がとても大切だと言われています。例えば、目が見えにくくなり眼科を受診したら網膜症を指摘され受診。このような場合、糖尿病になってから5~10年以上経過していることが予想できます。また治療は特にされておらず自覚症状も特にないということであれば、2型糖尿病で遺伝的な素因を持つ、肥満・過食・運動不足が誘因となり発症する糖尿病であり、インスリン分泌は比較的保たれていることが予測されます。もし、インスリン分泌が保たれていない糖尿病の場合は、急激な高血糖の症状が出現します。2型糖尿病として経過観察されており、急激なコントロール悪化となった場合は、1型糖尿病の発症や悪性疾患の併発、ほかに食生活の悪化(特にペットボトル症候群の状態)により増悪に至る例があります。
このように問診から得られることはとても多いのです。初めて当クリニックを受診される患者様には十分な問診をさせていただきますので、初回診察時間が長くなってしまいます。あらかじめご了承くださいませ。
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採血・採尿検査

当クリニックでは一般的な検査は当日結果がでます。また、検査結果をお持ち帰りいただくことも可能です。
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合併症検査

  • 神経障害
神経障害の有無をみるアキレス腱反射や振動感覚検査、しびれ等の自覚症状も参考になります。必要時は神経伝導速度の検査も依頼します。
  • 網膜症
網膜症有無の確認のため眼科を受診していただきます。眼科受診前に当クリニックより糖尿病眼手帳をお渡しします。これは日本糖尿病眼学会が発行している手帳です。糖尿病かかりつけ医と眼科医が手帳を通して患者様の病態、治療、今後の方針等を把握できる手帳で、糖尿病専門医にとっても治療方針の大切な指標が書いてあります。手帳をお持ちの方は受信時に持参していただけると、治療方針を決めるうえで大変助かります。
  • 腎症
腎症は受診時に尿検査を行い尿蛋白がでているかどうか、でていなければもっと細かい尿蛋白であるアルブミンが尿中にでているかどうかを検査します。腎臓は物言わぬ臓器と言われ尿蛋白は検査をしなければわからず、微量なうちは自覚症状なく経過します。そのため、症状が出たときはかなり腎症が進行している状態です。ただし腎症は、食事療法、血糖コントロール、そして薬物療養でかなり改善するとも言われています。当クリニックに通院中の患者様のなかにも、以前は尿蛋白が2~3+出ていたが血糖コントロール、血圧コントロールにて尿蛋白が±まで改善した、または尿蛋白陰性で経過している方もいらっしゃいます。
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診断

診断基準は以下のようになっております。

臨床診断のフローチャート

必要時は糖負荷検査を行い診断します。

臨床診断のフローチャート
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治療

糖尿病の基本は食事療法です。次に運動療法、薬物療法の順となります。2型糖尿病で肥満や過食、運動不足にて糖尿病を発症した方や糖尿病が増悪した方はその誘因を取り除くことが治療となります。
  • 食事療法

とても難しそう、とみなさん思われていることでしょう。ですが、当クリニックでは簡単に、どなたでもできる食事療法をご提案いたします。まずは生活スタイルに合わせ、できる範囲から開始します。また、病態により食事療法も変わってきます。
一般的には

  1. 適正なエネルギー摂取量を決める
  2. バランスのとれた食事の指示
の2つとなります。食事とはご飯(主食)、おかず(肉、魚、卵、豆腐など)、野菜の3つから成り立っています。

ご飯(主食)の量 これは計りで量を確認してみることをおすすめします。
おかずの量 指示カロリーにより摂取量がことなりますが大体の目安を握りこぶしで何個分かお伝えします。
野菜の量 野菜は1日300g以上の摂取が推奨されています。具体的な野菜の摂取量を見ていただきおかずの約2~3倍の量を採っていただくようにお奨めしております。

この指導で食事療法を難しく思われる方は少なく、実は糖尿病でも何を食べても良いことに気付かれる方が多いです。そして、次回の診察まで食事療法に取り組んでいただきます。仕事や独身でコンビニを利用する機会が多い方も、この食事療法を取り入れることは簡単で活用しやすいと思います。最近では、ご飯の量が明示され、野菜も大きなパックでの扱いが多くなり、おかずも指示された大まかな量で選ぶことができます。コンビニを活用した食事療法もお奨めです。当クリニックでは、患者様それぞれにあった栄養指導を糖尿病療養指導士でもある管理栄養士が丁寧に指導させていただきます。
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経過観察

糖尿病は現代の医療では一度診断がつくと治らないと言われていますが、コントロールがつけば、糖尿病ではない方と同じように生活ができますし、元気にお過ごしいただけます。まずは、定期通院と、日頃の食事や運動のちょっとした工夫をライフスタイルに合わせてご提案させていただきます。2013年6月1日より個々の目標とするコントロールの指標が明示されております。血糖コントロール目標
この日本糖尿病学会の指針に従い、それぞれの生活スタイルに合わせた治療方針をご提示させていただき、糖尿病療養を少しでも楽しく、そして質の高い生活をおくれるようサポートさせていただきたいと考えております。
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